待っていてくれる車輪
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集合時刻は夜19:00の予定だった。
しかしなかなかこれが一筋縄でゆかない。

まず午後に北海道から駆けつけるはずのホストに黄信号が点る。
飛行機が飛ばないというのだ。
土曜の東京は最高気温24℃を記録する真夏日だったってのに、
千歳空港ピンポイントで大雪やねん。
なんの呪いだよ。

一方の私は朝イチには片付ける予定の仕事がどうにもこうにも終わらず、
うっかり夕方まで引っ張ってしまう。
むろんこれは私のスケジュール管理能力の問題であり、
神の思し召しであるところの天候と一緒に語ってはならん。ならんよ。
そいでも何とか綺麗な身体になり、
18時24分頃に池袋に着いてJRの改札を潜るとなにやら様子がおかしい。

「18時21分に渋谷駅で発生した事故の影響で、
山手線内回りおよび埼京線は運転を見合わせております」

3分前に止まっとる。ばかあ。

とりあえず動いた混み混みの埼京線で新宿まで辿り着いたが、
ここから先の運転再開は見込みが立たないという。
やむなく駅を出て車を拾う。
会場に着いたのは19:30。30分の遅刻である。

どうにか飛んだ飛行機で間に合っていたホストに、
開口一番「日高さん、遅いですよ」とにっこり笑われた。

まったく飛行機やら電車やら止めやがって。
結局皆なんだかんだで集まれてるんだから無問題だけどさ。
やれやれ。

占い師に「足に車輪がついてる」と喝破された友人は、
他人の車輪をちょっと悪戯してみたかったのだ、きっと。
雲の上で眉尻下げてほくそ笑んでるに違いない。

角川書店のSさんがハッパかけてこの日に間に合わせた新刊の文庫は旅の本である。
しっかり飛行機が飛ばない話が収められていたのは偶然とは思えん。
『この惑星の上を歩こう』を改題した書名は『待っていてくれる人』。
待たせるのも待つのも嫌いなタチではあったが、
今はのんびりタバコふかしながら待つ身だ。
退屈凌ぎに友人たちにやんちゃを仕掛けたものとみえる。
うむ。そういう人だよなキミは。

たくさんお酒を飲んでたくさん笑った。
なんだか美白になっていた愛犬は、
もの問いたげな眼で人の顔を見ると寄ってきて股間を嗅いだ。
うむ。そういう犬だよなキミは。

そんな偲ぶ会。
また来年な。
【2007/04/16 03:18】 | 未分類 | page top↑
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