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石垣島に行ってきました(後編)
ええ、石垣島に行ってきたんですよひとつきくらい前に(泣)。
更新が遅れてものすごい遠い記憶になってしまった。思い出せるだろうか。
ええと俺ひとりで五万匹くらい捕まえたんだっけなサキシマキノボリトカゲ。
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かように思い出話は盛られてゆくものなのだ。
永倉新八翁の新撰組顛末記もちょこちょこ怪しい記述あったもんな。
体験者が歴史的事実を語るとは限らんとです。かれの記憶の中では真実かもしれないけどね。

話が逸れました。
島に行った経緯等は前編をどうぞです。
http://mokizo.blog81.fc2.com/blog-entry-352.html
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無謀なる斜め横断を試みたところをcoco先生に救出されたかめくん。
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腹甲に見事な蝶番があり頭と手が完全収納できる可変モビルアーマー、セマルハコガメさんです。
いずれ助けられた恩を返しにcoco先生を襲うと思うので、月のない夜はご注意なさるがよかろう。

干潟で刃物を振り回している剣呑な人はベニシオマネキ。
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ベニシオ・デル・トロと呼んでやろう。

ベニシオたちの横を胸鰭で器用に歩き回っているのはミナミトビハゼ、現地名トントンミー。
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子供の頃からなんでかすごい憧れの魚だったので嬉しい。
この仲間は魚類の分際であまり水に入りたがらない。
たまに飛び込むと水切りよろしく水面をピンピン跳ねて向こう岸に渡ってしまう。

「お前が先に入れよ」
「やだよお前が入れよ」
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オキナワハクセンシオマネキ、かな。
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なんせ石垣だけで7〜8種類のシオマネキがいるので恐ろしい。
前回ヤモリのときにも触れたが、生物相の厚み半端ない。
生半可なことではレギュラーはおろかベンチ入りもままならない感じだよ。

おっすオラしおまねき。
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顔がウルトラ怪獣のキングボックルに似ていると思う。
顔の上に眼柄を横に倒して収納できる溝があるのが萌えるんだ、シオマネキやオサガニ。

石の上に休んでいるのは、これもハゼの仲間かな。
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半透明な身体が美しい、ちっちゃな可愛いお魚だよ。

このあたりのちっちゃなお魚は同定が難しい。
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魚影が濃いので嬉しくなって「ぎょえ〜」と口に出したら「だいぶ疲れてますね」と労われた覚えがある。そうかな。
疲れてなくてもそのくらいのことは口走ってしまう自信がある。捨てろそんな自信。

これはヤエヤマバラハキリバチですかね。
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「石垣島 ハキリバチ」で検索すると選択肢に「coco」というのが現れる。恐ろしい。
これは浜辺に咲くクサトベラの花で、虫が蜜を取ろうとすると背中に花粉がつく仕組みがよくわかる。
なおクマバチはやっぱりこれを無視して花の側面から盗蜜に走っていた、と思う。
なんでそんなに花粉運ぶの嫌なんだろうか。利用されるのが癪にさわるのかな。

短い手を「よっ」と上げているミナミアオスジハナバチ。
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綺麗で可愛い。これもクサトベラに集っており、皆して海に背を向けてハチばかり撮っていた。
「何を撮ってるんですか」と声をかけて来た無邪気な観光客に「ハチを」と答えて怪訝な顔をされたのはcoco先生である。
そのときちょうど砂浜に這いつくばってハナダカバチの営巣と格闘しておられたので、不思議に思われたのであろう。
無理もない(観光客の怪訝な顔が)。

いかにも南国風の文様を身にまとうダンダラテントウ。
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とはいえ、こちらのナミテントウ同様個体差が激しい種類であるらしい。
ここでは熱帯のお面ふうなこちらを紹介しておきます。マッドメンが被りそう。

尋常ならざる眼力をお持ちの津田七節先生が見つけたブラーミニメクラヘビ。
ミミズちゃうねん。ヘビやねん。
ややピンが甘いのだが、スマホでご覧の方は拡大すると鱗が確認できると思う。
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不肖私めも名前は知ってたけど、フィールドでこれを見て瞬時にメクラヘビだと判断できるのは「引き出しの開け方」を知っている人ゆえの離れ業である。ほんとすごいと思う。
残念ながらお亡くなりになっていたが、生きてたら尖ったお尻で突っついて来たに違いない。いつか生体に会いたいものじゃ。

七節眼力シリーズパート2。これ小枝やないんやで。ゴミちゃうで。
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手足伸ばしてくれるとなんとなく正体がわかる。ええ、コブナナフシです。
まあ七節先生の専門ではあるんだけど、水槽の中とかならともかく林の中でこれ見つけられないって。
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河べりの砂地にはミカドアゲハが吸水に来ていた。
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これが飛ぶと表側の模様はアオスジアゲハにやや似ている。
なんでも飛んでるところを撮ってしまうcoco先生のブログにちらと見えているので、併せてご覧になるとよろしい。
あとでリンク貼るからね。今貼ってそっちに夢中になってこちらを忘れられるとなんだか寂しいからな。

ベニトンボ。うわあなんですかねこの色彩。
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本土の赤いトンボはバーミリオンやスカーレット系の赤さなのだが、石垣の赤はカーマインである気がする。
なんというか、深い。

アカスジベッコウトンボに至っては羽まで真紅である。
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これも会えるのが夢でした。オキナワチョウトンボ。
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色彩の妙に口を開けて見とれてしまう。
誰が一頭一頭こんなだんだら模様に塗るんだろうねえ。

ベッコウチョウトンボという別名があり、なるほどアカスジベッコウよりもこちらの方が実に鼈甲である。
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確かにこういう模様の櫛あるよね。今は手に入らないけどね。

翅の半分を綺麗に黒く染めわけた本種は、コナカハグロトンボの雄。
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コナカは学名から来たのかなと思ったらEuphaea yaeyamana Ogumaで関係なかった。
ついでに言うと本土のハグロトンボとも別に近縁ではないらしいので、なんだかよくわからない和名である。
個人的にはワンダー3のボッコ隊長の耳の染めわけだと思う。

絵としてはなかなか美しい光線状態の一枚だと思うのだが、写っているのはでっかいムシヒキアブの殺し合いである。
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この状態を手に乗せているというのもよく意味がわからない。
私もたいがい色んな生きものを手のりにする方だが、カメラを向けながらこの絵面はどうなんじゃろうと思っていた。
色々な意味で目眩を覚える写真である。

おいしいジュース屋さんのそばで頑是ない戦闘を繰り広げていた二匹。
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こねこカレンダーに出てくる人たちのようである。
元気にたくましく育つのじゃよ。

ハチはもちろんトンボも詳しいcoco先生のガイドで見られたコシブトトンボ雄。
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なるほど腰が太い。っていうか胸元のぐにょぐにょの迷路模様の方が気になるんですけど。命名に当たってどうして腰の太さが優先されたのかしらん。
和名は時々そういう不思議なことがある。あきらかに首っていうか顔が長いヒゲナガオトシブミとかね。

昼間のヤモリは猫目。
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前回も触れたようにヤモリ種類多いねん。
やっぱりホオグロヤモリじゃなかろうかとしておきます。しっぽは再生後かな。

カンムリワシ見ないねえ、と話してたら「おるぞー」と現れた一羽。油すましか、君は。
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カンムリらしきものが見当たらないのはまだ若いからなのかな。

猛禽はしかし精悍ですなあ。
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若き日の具志堅用高氏はこの雄々しい鳥に憧れ、「ワンヤ、カンムリワシニナイン(自分はカンムリワシになりたい)」と発言したためカンムリワシのニックネームを頂戴したのだそうだ。
わだばゴッホになると語った棟方志功氏が結果としてゴッホと呼ばれてはいないことを思うと、具志堅さんは割とあっさり目標を達成したのだな。

最終日、宿を出た植え込みに呑気に止まっていたキョウチクトウスズメ。
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本土のウンモンスズメに似るが、より複雑な模様をもつ美しい蛾である。
っていうかウンモンスズメかなと思ったら七節先生がキョウチクトウスズメですかねえと一瞬で喝破したのだ。
恐ろしい。同行の先生方が恐ろしい。

そんな生きものまみれの幸せな三泊四日でした。
それでも当然だけど会えてない生きものたちの方がずっとずっと多い。
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で、coco先生のブログはこちら。飛翔写真とあと食べものが恐ろしい。
その1 http://horror.g.hatena.ne.jp/COCO/20180626
その2 http://horror.g.hatena.ne.jp/COCO/20180627

七節先生のモーメントはこちら。私がついに撮れなかった赤い鳥を執念でたくさん捉えておらるるのが恐ろしい。
https://twitter.com/i/moments/1011168178540429313

ほんとに楽しゅうございました。
またこのメンツで行けたらいいな、と思ったことです。
その日まで石垣のみなも達者でな。
【2018/07/27 04:48】 | ネイチャー | page top↑
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