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さよなら夏の日
えー、今年の東京の八月はわたくし的に瞬殺でした。
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31日のうち27日雨が降ってる八月とかありえないと思うんだ、ぼかぁ。

とはいえ相手は天気である。天に唾してみても自分に降りかかるだけだ。
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雨間を突いて撮りためた写真をやっとこさ公開するよ。
いつも思うけど雨間はアメマと読むと間勘平なのでアママと読んでおきたい。
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オニヤンマは垂直にぶらさがって休みます。
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ふだんは休みなく巡回する高速の飛翔体だが、他のヤンマ類に比べると比較的休んでるところに出くわす確率が高い気がする。
なお、この個体は寝てたのか難なく素手で捕まえられた。
囚われの身となったオニヤンマというのは大あごをがきがき言わせて激しく抵抗し、力も強いのでなかなか剣呑だ。噛まれると痛い。
ダ・ヴィンチの取材中であり、皆に見せびらかした後はリリースした。
今日明日あたり発売号のトロイカ学習帳でトロさんが文中ちょっと触れておりますよ。

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イヌブナの倒木であまり見慣れないカミキリムシがいちゃついておった。
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偶々行き合った紳士に、ヒゲナガゴマフカミキリであると教えて頂く。
どうやら見慣れなかったのは私が気にしていなかっただけらしく、よく見るとけっこうな数が遊んでいる。
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モノトーンのまだら模様にレモンイエローを差した、シックな色味のカミキリだ。

こちらは紳士が見せて下さったレアもの。ヨコヤマヒゲナガカミキリである。
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名前は聞いたことがあったが、実物は初見。貫禄があって美しい個体だった。
Aさんありがとうございます。ご縁があったらまた色々教えてください。

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写真の出来としては何ともいえないが、都内では今年初のアサギマダラだったので証拠にアップしておくよ。
さっさと飛び去られてこれしかピントが行かなかったのです。
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遠くを飛んでるのを見て本種かと思ったらアカボシゴマダラだったという事例が最近多い。
アカボシさんが増えているのもあるだろうが私の老眼が進んでおるのかもしれぬ。しくしく。

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伐り倒されたイヌブナの樹にド派手な伊達男がやって来ました。
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今年3回目にして初めて接近遭遇に成功したヤマトタマムシです。
やっぱり本種とナミハンミョウの鞘翅の輝きというのはちょっと凄いと思う。
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前回のカブトムシ同様、希少種でもなんでもないけど会えるとめっちゃ嬉しい相手のひとりです。

ハーイ。
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お腹側も遺憾なくメタリックグリーンに輝いております。

そしてこちら、私が文句なしにいちばん好きな菌類であるところのタマゴタケ。
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今年も会えて嬉しい嬉しい。

ひとりで喜んでいると、なにを撮ってるんだろうと近づいてきたファミリーのお父さん。
「あーこれタマゴタケじゃないかな? おいしいやつ」と
家族に向かっておっしゃる。
ちょっと自信なさげな口ぶりに、ええタマゴタケですおいしいですよと笑って口を挟んでしまった。
やっぱりそうですよね! とお父さんも笑う。
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そういう出会いもまた、楽しい。

所用で実家の方に赴く。いつもながらの亜熱帯感。
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立派に温帯なんですけどね。
そして関東を一歩出ると意外に晴天なのだ。なんてこった。

浜辺で泥団子作りに余念のないコメツキガニさんたち巣穴つき。
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バッタ類はなるべく地面に腹這いになって撮ってしまう。
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そのいち・ショウリョウバッタ。

このでっかいハチの正体がわかりません。助けてハチマスター。
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雰囲気はトゲアシオオベッコウに近い気がするのですが。

バッタそのに・マダラバッタ褐色型。
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バッタそのさん・マダラバッタピンク型。
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ピンク型という分類はないのだが、この種はたまにこういう色彩変異を示すらしい。
ももいろのバッタというのもなかなか乙なものだと思った。ももいろクローバッタ乙。

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夏の終わりを告げるツクツクボウシ。
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もっとも最近は八月頭くらいから鳴いてる気がする。温暖化なのか彼らの時計がちょっとずれたのかはわからない。

オニヤンマ同様、ぶらさがり休み派のウスバキトンボ。
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とはいえ本種はまったく島影のない太平洋のど真ん中を飛んでいるのが観察された例があり、とくに休まなくても平気ではあるらしい。
なんだかブラックな勤務状況っぽいので、ぜひ適当に休んで欲しい。

シダの葉になんだかぼろっちい蝶がとまった。
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これは東京で見られる虫ではありません。多摩動物公園の昆虫館は別として。
南方系の種であるイシガケチョウです。フィールドで会ったのははじめてかも。

ただでさえぼろっちい様子の蝶なのだが、この個体は本当にちょとくたびれてる感じ。
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とろろ昆布で描いた古地図のようなふしぎな柄を、古人は石積の模様に見立てて石崖蝶の名を与えたといいます。
本種も他のさまざまな生物同様、分布の北上が観察されていると聞く。
何十年かすると東京あたりでも会えるようになるのかもしれない。

そしてこちらバッタそのさん・クルマバッタ。
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クルマバッタとクルマバッタモドキはなぜかモドキの方が多いので、モドキじゃない方に会うのは久しぶりのような気がする。
実に仮面ライダーの顔だな。

あんまり見たことのないトンボだけど後で調べりゃわかるだろうと思って何気なく押さえた一枚。
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ところがこれがさっぱり正体がわからない。
いろいろ資料をひっくり返して、どうやらベニトンボの雌らしいことが判明。
いや日本産じゃないよもうそれ。
本来は台湾以南に住む種類で、これもイシガケチョウ同様目下絶賛北上中らしい。

南九州の生態系はあらためて面白いなあと思った帰省でした。
それこそトンボ返りだったので、またいつかじっくりほっつき歩いてみたいもんだよ。

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夏が終わっても『里山奇談』よろしく。
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電書『原色ひまつぶし図鑑』も引き続きよろしく。
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【2017/09/05 05:19】 | ネイチャー | page top↑
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