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タロウを楽しむ
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理由があって『ウルトラマン画報 上巻』(竹書房)を熟読し、
今あらためてウルトラマンタロウという番組を楽しもうと思った。


ウルトラの子
ウルトラマンタロウは1973年4月~翌74年春に放映された、
円谷ウルトラシリーズ6作目とされる特撮テレビ番組である。
主人公ウルトラマンタロウはウルトラの父とウルトラの母の実子。
「父」「母」「兄弟」などの続柄がむやみに飛び交うウルトラ一族で、
実際に血縁関係が語られたのはこれが初めてである。
タロウに変身する東光太郎(演・篠田三郎)はZAT隊員兼ボクサー。
同隊の仲間やウルトラの兄弟と力を合わせ、怪獣たちとたたかうぞ!

1971年、高まる人気に背中を押されて"帰ってきた"ウルトラマンから、
74~5年のレオまでの4作品を一般に第二期ウルトラシリーズと呼ぶ。
初期作品群に比べたときの娯楽色の強さが批判の対象にされがちだが、
そもそも怪獣とかエンターテインメントやんね。
試行錯誤をしつつも当時の子供たちの人気を確実に勝ち得ていた。
ウルトラはこの頃爛熟期を迎えていたのだ。
元禄、ルネッサンス。爛熟はときに畸形の文化を生み出す。
私はタロウをもってその頂点としたい。


ZATを楽しむ
「宇宙科学警備隊の通称で、ZARIBA OF ALL TERRITRY(またはTERRISTRIAL)の略」
(『ウルトラマン画報』より 以下カギカッコ内はすべて同書の引用)
TERRITRYって単語がみつからないのだがTERRITORYかな。
テリトリーとテリストリアルってぜんぜん意味ちがくないか。
あとZARIBAってそうとうレアなアフリカ由来の英単語で「柵」って意味らしいけどどこから探して来た。

結論を言うとザットの語感まずありきで、意味は後付けらしいっす。
もっとシンプルな単語で構成できるだろうに、実にむだに爛熟してますね。
デザイン等にもこのゴシック調ともいえる装飾過多精神は徹底されており、
戦闘メカ類もすべてチンドン屋が裸足で逃げ出すゴテゴテしさだ。

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(クリックで画像拡大)
しかもちっとも本編に登場しない。

多彩な攻撃パターンを誇る、ZATの各種オペレーション。
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東京じゅうの食肉を隠す。
なお本作戦を実行した結果、餓えたバードンは人間を襲いだすぞ。
解散してしまえ役立たず。


怪獣を楽しむ
前作ウルトラマンAでは怪獣を超える「超獣」というのがおもな敵でした。
しかし今回の敵は「超獣をさらに超える怪獣」という、
強さのインフレなのか回帰なのかわからない連中を相手にたたかっています。
(わざわざ第一話で"超獣"オイルドリンカーが
"宇宙大怪獣"アストロモンスに敗れるエピソードがある)

そんな、超獣を超える怪獣たち。
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泥棒怪獣ドロボン。
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くいしん坊怪獣モットクレロン。
巨大な樽で塩漬けにされている。

カテゴライズとは。
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めつぶし星人。

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ねこ舌星人は別にねこ舌星に住んでるわけじゃないと思う。
「ねこ舌宇宙人グロスト星人」なら話はわかる。

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ヘソから楽譜を取り出す。

硬い爪を持つ足には土踏まずがあり、足の裏は柔らかい。
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すごく重要な情報なんだろうな、きっと。


主人公の必殺技あれこれ
様々な形状に変型して怪獣と戦うことができる!
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変型させて使用したのはわずか2例しかなかったそうです。

こっちが巨大なバケツやマジックハンドなどに変型しますからね。
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まったく役に立っていません。
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最後の「タロウは…」以降の文がまったく逆接になっていません。
好ましくない接続助詞「が」の用法です。気をつけたいです。

ウルトラマン自爆テロ。
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たいていの敵は意表を突かれ、慌てる。
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猫だまし程度の効果だな。


ストーリーを楽しむ
光太郎というのは先述の通り主人公の人間態です。
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さおりというのはヒロインのようなそうでもないような近所の女子大生で、
16話までは朝加真由美が演じておりました。
20話からは大人の事情でしれっと小野恵子です。
ヒロインが急に別人になる、カーネーション変身のはしりですね。

光太郎とさおりの関係は深まる一方です。
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なんでしょうねこれは。ボクサーの減量を馬鹿にしておるのですかね。

僕にも怪獣は退治できる!
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怪獣に竹槍で立ち向かうのとか止めてください。
献身的とかいう問題じゃなくて普通に自殺です。

その大胆さとパワーには、光太郎も舌を巻いた。
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私はそんな阿井文瓶の脚本に舌を巻きます。

あっ!タロウが食べられる!
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うーん、うーん。


ビジュアルを楽しむ
まあタロウを代表するビジュアルといえば、この人ですよね。
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うす怪獣モチロン。
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この回の脚本は先に亡くなられた石堂淑朗氏。
想像力の翼ってこんなにも大きい。

笛吹き怪獣オカリヤン。
笛吹き属性がなにゆえにこのビジュアルだ。
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しんきろう怪獣ロードラのいやなスチル。
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一見花粉症のひどいののようですが、おそろしい溶解液ですよ。

逃亡怪獣ヘルツ。
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本当はおとなしいって言われても困ります。
あれですね、さっきの土踏まずのある人。

宇宙少年。
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漫研の先輩にこういう人います。

最後を飾るのはこの人。
名前・属性・ビジュアルが三位一体となって非の打ちどころがありません。
ウルトラマンタロウ全53話、もう最終回もちかい48話でこういうの相手にしてます。
酔っ払い怪獣ベロン。
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タロウ! ウルトラマン、ナンバー6!
ね。みんなタロウに会いたくなったでしょう?

さんざ引用させてもらいましたが、ウルトラマン画報は名著です。
編集・執筆は古い知人だったりもします。
お持ちでない方はこの機会にひとつ。下巻もよろしくね。
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【2012/03/08 06:44】 | 未分類 | page top↑
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