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金銀砂子の日
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ツイッターで井上正治さんに教わって、
調布のギャラリーみるめで開催された、
畑中純「金銀砂子」展に行って来たのです。

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まんがかとしてずいぶん駆け出しの頃、編集さんに
「日高さんはどういうことがやりたいんですか」
と尋ねられ、
「『まんだら屋の良太』みたいなものが描きたいです」
と大まじめに答えたことがある。
編集氏はなんだか目を白黒させていた。
絵柄のイメージと合わなかったらしい。無理もない。

しかし私は本気だったし、今でもその思いはある。
もちろん資質というものがあるから、
あの野趣あふれる力強さを真似できるとは考えていない。
それでも私なりのやり方はあるはずだ。

あのときの編集氏もひとしきり目を白黒させたのち、
「やりましょう、いや、やって下さい」
と励ましてくれたのだった。
爾来十数年、いまだに出来てはいないけれど。

それでも畑中作品はひとつのおおきな里程標として、
いつまでも私のゆく先にそびえ立っている。

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そんな畑中さんの個展だ。
ゲゲゲで賑わう駅前の繁華街を抜けた住宅街の一角に、
ちいさなギャラリーはどことなく孤高のたたずまいを放っているのだった。

若輩者としてその画を評する言葉など私は持たない。
縦横に走る肉筆の描線の前で、
画学生よろしく目を輝かせていたと思う。

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記念に何か頂いていこうとあれこれ物色していると、
畑中さんが気さくに声をかけて下さった。
ツイッター上で井上さんや近藤ようこさんに教えて頂いた旨を話したところ、
ふと「つげさん好き? 来て下さったんだよ」と言って、
アルバムを出して見せて下さったのである。

ギャラリーでつげ義春さんとお会いしたという話は近藤さんから伺っていたが、
スナップ写真で見るその伝説の人は、
「わあ、本物だ」という不思議な感慨を抱かせた。
飄々とした風貌でぴかぴかの自転車に跨る姿は、
たしかにつげ義春その人にまちがいなかった。
畑中さんによればドロップハンドルのスポーツ車がお好きで、
よく調布の街中を走っておられるらしい。
きっと、ヨシボーのようにさっそうと。

ありがとうございますとアルバムを返し、
ご挨拶はしたもののどうにも漫画家とは名乗れずにいると、
「じゃあ、漫画家さん?」と先に言われてしまった。

「今、漫画大変だけど頑張りましょうね」
そう、声をかけて頂いた以上、
これはもう頑張るしかない。
頑張ります。

今回は14日までだったけど、
「またここでやりますよ」とのことなので、
次もまた必ず足を運ぶのつもり。

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*

『とりから往復書簡』3巻にどこかで見たようないきものが。
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他にもたくさんのどこかで見たような顔がみつかります。
みんなで探そう。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4199501991/

*

去る9月11日、オリオン書房ノルテ店で開催された
季刊『レポ』発売直前イベントに出演してきました。
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檀上はえのきどいちろうさん・北尾トロ編集長・乙幡啓子さん。
そんな次第でいよいよ本日創刊です。
http://www.repo-zine.com/
とりあえず現物をご覧になりたいという方は、
取扱店舗がブログやトロさんのtwitterで判ったりするかもしれません。
よろしくお願いします。

*

今週末からは高遠ブックフェスティバル。
レポも買えます。
http://takatobookfestival.org/
私は初日あたりウロウロしてる予定。
先月も同じこと言ってるけど、これでFIXです。

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そんなこんなの9月ですよ。
【2010/09/15 00:47】 | 未分類 | page top↑
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