いやらしい夜
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twitterであほなことばかり呟いてたら、
なんだかこっちの方が硬くなってきてしまった。
いやらしい意味にも取れる文章ですが、ちがいます。

一部のクルマ用品がむやみにいやらしい雰囲気を放っているのはなぜか。
というのが、ここ1年ほどの個人的テーマのひとつである。
やたらふかふかのムートンとか、
キラキラの装飾とかへんな色の妖しい照明類とかさ。
金ピカ系っていうか大阪おばちゃんの勝負服センスに近い。

じゃあ、そんな在阪マダムがいやらしい雰囲気を醸し出してるかというと、
全然まったくそんなことはないのだけれども。
しかしそれはあくまで中身の問題であり、
類似の服装を例えばブリトニー・スピアーズが着用に及んだとすれば、
これは相当にいやらしい。

あまりに洗練され過ぎたものよりも、
ちょいと下品なくらいの方がリアルにエロいというのは真理である。
手が届きそうな気がするんだよね。
凄いような美人が敬遠され、
やや崩れ気味系がモテちゃったりするのはよくある話だ。

ただしおばはん共は別に下品な格好をしている自覚はない。
むしろ勝負服のつもりで着ている感じだ。
おそらく彼女たちの脳内イメージでは、あれはセレブの装いなのである。
でも本物のセレブリティが身に纏うようなブツに手が届くはずもなく、
結果的に派手さだけを真似た安っぽいまがいものになる。

ホンモノの真似っこであるまがいものはその存在理由自体が卑屈であるから、
自然と贋物ゆえのいやらしさを漂わせてしまう。

一方、ラブホテルというのも往々にして同様の理由で外装を飾り立てる。
だが実際にゴージャスでラグジュアリーでリッチネス・セレレガンスなホテルが、
ご休憩3000円とかで利用できるはずもない。
すべては高級もどきであり、
使用目的と相俟って独特の下品さといやらしさを発散している。

そして、そのような毒気に中てられて育った私たちには、
カー洋品店の一角を占める品々の放つオーラがラブホのそれに重なり、
そこはかとなくいやらしく思えてしまうのだった。

もひとつ言えば、そのようないやらしさは素直に露骨であるがゆえに、
決して嫌いじゃない私なのであった。

*

こないだ夜の日比谷通りを歩いてて、
とある高級ホテルのライトアップがすげーいやらしかったんですよ。
こんなところに場末のラブホかよって佇まいで。

でも、本当は場末のラブホの方でこれを真似してるわけで、
いやらしいと感じてしまうのは、
そっちの方で先に刷り込まれてるからなんだろうな、と。

ま、しょうがないやね。
セレブじゃないからな俺。

*

週刊松本清張、創刊。
http://deagostini.jp/site/msc/pretop/index.html
なんか今更ながらデアゴスティーニすげえと思った。

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【2009/10/15 17:13】 | 未分類 | page top↑
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