みなさーん
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学生時代の友人のおはなし。

下宿生だった彼は年末に実家に帰ったが、元来気の短い一族だ。
元旦そうそう父子喧嘩になった。

取っ組み合いになれば、
体格こそやや劣るもののプオタである友人に分がある。
ほうほうの体で逃れたオヤジさんは二階に走った。
まさか武器を取りに行ったのではと警戒しつつ友人も後を追う。

すると父親はやおらガラガラと窓を開け放ち、
町内に向かって大音声で呼ばわったではないか。

「みなさーん、ウチの息子は親を蹴るんですよー」

息子は唖然として戦意を喪失し、事態は収束したという。
めでたしめでたし。

友人がげらげら笑いながら教えてくれたこのエピソードは、
ごく身内のなさけない笑い話である。

しかしこれが今だったら、
軽率なオヤジさんは息子の非道をブログで切々と訴えたり、
あるいは発言小町男性発にトピ立てたりして、
思いのほか同情票を集めたり、
あるいは炎上させたりしてるのかもしれない。

いずれは騒ぎが大きくなって住所や氏名炙り出されたりして、
思わず友人も著名人の仲間入りだ。
ワールドワイド恥さらしとも言えるけどな。

でも、やってる側の意識は、
家の窓から叫んでるのとそう変わらないような、
そんな気がする。

働きマッスル。
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【2009/09/17 19:14】 | 未分類 | page top↑
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