GW後半の里山をゆく
新緑シリーズ第3弾(ナンバリングは適当)。
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都心から電車で一時間くらい揺られてみた。
初めて会う顔あり。人間じゃないけど。

柔らかな緑の上で陽光を浴びるジャノメチョウの一種。
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この仲間は裏面の模様を見ないといまいち同定に自信が持てないぞ。

飛んでいると青いラインしか見えないアオスジアゲハの裏面はなかなか複雑な色彩だ。
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赤味が美しく面白い。

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ちいさいのはヒメバチの仲間かな。
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水辺に真っ黒なトンボが群れていた。
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ハラビロトンボの男の子なのである。

女の子はこんな感じでぜんぜん色味がちがう。 
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雌雄で色合いが異なるトンボは珍しくないが、雄が真っ黒なのは他に知らない。
なにかふしぎな気がする。

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てのりオオゾウムシ。
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ゾウムシとしては本邦最大種で、なかなか重厚感がある。
ゆったりとした動きも象虫の名にふさわしい。

レンゲとシロツメクサのマメ科サンクチュアリ。
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レンゲのはちみつはおいしいからね。
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前回の里山よりやや標高が高いためか、まだ藤がふんだんに残っていた。
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渓流の川底にひそむかえる君を発見。
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独特の縞模様はカジカガエルだ。

つかまっちゃった。
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あーいじめる気はないのね。
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リリース。
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野鳥のさえずりにも似た美しい歌声で知られる両生類だ。モデルやってくれてありがとうね。

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高い声でさえずるキセキレイのシルエット。
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市街地でもまれに見かけるが、やっぱり渓谷の方が似合うセキレイだと思う。

このあたりの田んぼは手植えだったりする。
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忙しく立ち働く農家の人たちを何人か見かけた。

こちらはまったく働く気のないあまがえるの人。
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もっとも手乗りになるのは少々不本意らしく、ふくれっ面をされた。
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ホソミオツネントンボのタンデム。
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イトトンボ類はこのほか未成熟なアオモンイトトンボの雌が目についた。
オレンジ色なのでいささか目立つのね。

さてこの地味な小鳥は何者でしょう。
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ホーホケキョ。ケキョケキョ。
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はい正解はウグイスさんでした。
今時分によくさえずりは耳にするが、ボリュームがむやみに大きいため却って声の出所を特定しづらいことが多い。
この個体は目立つ場所を移動しながらさえずり続けていたので見つけることができた。
しかしこうやって見ると実にヨシキリやムシクイの仲間だね。

海辺に出たらやや日が翳っていた。
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遠くに海鳥の群れを見るもなんの鳥かはわからず。

その代わり近くのテトラポットになかなか複雑な柄の鳥が遊んでいた。
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波打ち際に降りてきてはきゃあ波が来たと飛び退く様子はどうみても遊んでいるとしか。

で、この人たちはキョウジョシギです。
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漢字では京女鴫。
この柄を京をんなの装いに譬えたものらしいけどカタカナで書かれるとなんだかよくわからない。

気温の上昇とともに生命が活発になる。
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楽しみだけどそろそろ蚊も元気になるので気をつけたい。
【2016/05/16 15:49】 | ネイチャー | page top↑
やっぱり花と虫
里山の花と虫。7割虫。
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ところで路傍のアザミを撮ったこの一枚、モニタで見直したらヒゲナガハナバチの男の子らしいのが接近中だな。

かたばみに拠るベニシジミ。右の後翅がちょっとぼろぼろ。
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こちらのルリタテハはもっとぼろぼろ。仲間同士で喧嘩したり、鳥の襲撃をからくも逃れた後か。
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でも本人は特に意に介するふうもなく元気に飛び回っています。
この写真は休んでるけどね。

カワトンボ雄の橙色型。翅の細工がとても美しい。
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こちらは無色型。ノートリミングなんですよこれ。
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ここまで寄らせてくれることはあまりない。メタリックな輝きに息を呑む。

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ショカツサイにやってきたアゲハ。
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翅を振り下ろした瞬間です。ストローがしゅるしゅるってなってる。

こちらはふわふわのツリアブさん。
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くちばしをぶっすり。

白い藤が甘い香りを放っていた。
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街中の藤棚ではくまばちを誘う芳香だが、ここでは見かけなかった。

ぱっと見テントウムシのようなイタドリハムシ。
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ちいさいなりしてなかなかの洒落者だよ。

木陰にすっと立ち上がった姿はけっこう久々の再会で嬉しかった。
日本の野生蘭、キンラン。
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凛とした佇まいに魅せられて持って行っちゃう人が後を絶たない。
気持ちはわかるけど、どうかそっとしておいてあげて下さい。

ハルジオンに舌鼓をうつベニカミキリ。
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そんなに大きい虫ではないが、この鮮やかな紅色は飛行中でもすぐわかる。

これも野生の藤。
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ヤマフジだとずっと思ってたら、近畿以西にしか分布してないんだと。だからこれは無印の「フジ」。
五月の山容に点々と紫を差す様子がとても好き。

カラスノエンドウにしがみつくヒゲナガハナバチの女の子。
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うっかり菜の花におうちを造成中の、キボシアシナガバチの若いお母さん。
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そこ雨風に耐えられませんよ。あと早晩枯れます。早めの転居をお薦めします。

渋い色彩のクロヒカゲは墨絵のよう。
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ニガナが花盛り。
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沖縄の方で食べるニガナとは別の植物なので念のため。

ハコベの花にきらきらしたひとが止まっている。
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これはジンガサハムシという甲虫のなかま。
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似たものが数種類いるけどたぶんこれはジンガサくん。
ベージュのリュックを背負ってるとき、自分を今後ろから見るとジンガサハムシのようだろうなと思うことがありますね。
私だけですかね。

カントウマムシグサ。これも野生のものは久しぶりに見た気がする。
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なんだか最近この時期にあまりフィールド出られてなかったんだなあ(言い訳)。

梢の上では大きなホオノキの花が強い芳香を放っていた。
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柔らかな色味といい甘い香りといい、初夏の木の花でもっとも好きなもののひとつ。
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ネコハエトリの女の子かな。
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はえとりぐもの仲間の動きは可愛い。

シオヤトンボの雌はなんでそんな風に塀にぶらさがってるのか。
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ふー疲れたみたいな雰囲気になってるぞ。

てのりクロハナムグリ。
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山の方にいくとたまに見かけるハナムグリ。

レンゲに吸蜜に訪れたはなばちの仲間。
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背中についてるのは何かの花粉。こうやってハチに運んでもらうんですね。

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鞘翅に見事な虹色の構造色を示すナガニジゴミムシダマシ。
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もうちょっと絞りたかったけど暗かったんだよう。

ナルコユリとかアマドコロとか同定の難しいやつ。
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茎に稜がないのでナルコユリということにしておくよ。

ツチイナゴ発見。
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この季節に大きなバッタ見るとは思ってなかったので驚いた。

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このへんオケラの鳴き声がしてたけど見つけること能わず。
そこらじゅうスコップで掘り返す訳にもゆきませんから。くそうどうぶつの森め。

こちらのキボシアシナガバチのお母さんは、巣材にする木屑をがりがり集め中。
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唾液で練り固めて雨にも負けない「紙」の家を作ります。

こちらはギンラン。
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キンランとギンラン一度に見られて超幸せ。

ヤマサナエに遭遇。やあ元気だったかい。
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と思う間にさあっと飛び立って、戻って来たと思ったら

ごはんを調達して来たはりました。肉食昆虫やるな。
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陽の翳った路傍に青く光るホタルカズラ。
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こないだ植物園で会ったけど普通に山に生えてるのを見るとやっぱり嬉しい。

クビキリギス褐色個体。
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いつも言ってる気がするが「クビキリギリス」ではなく「クビキリギス」です。為念。

こちらはいいところに物件をみつけたキアシナガバチのお母さん。ばっちり雨露しのげるぞ。
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まだ子どものいない巣に帰ってきて何をするのかと思えば延々身づくろいしてた。
お洒落なママさんやで。

巻頭言訂正。8割虫でした。
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この豊かな生態系がずっと守られますように。
【2016/05/03 23:05】 | ネイチャー | page top↑
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