四週間前、そして八週間後
一ヶ月前の5月初頭、取材で経巡った岩手県陸前高田・大船渡、
宮城県東松島、石巻。
私たちが見てきた光景をすこしここに留めおき、
皆さんにもご覧になって頂きたい。
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2011年5月4日の陸前高田。
二か月ちかくが経ち、
車両が入るための道が確保され大きな瓦礫が除かれつつある状態。

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腹をみせる自動車は昆虫の死骸のようだ。

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こどもの日を前に、避難所に充てられた小学校の校庭に舞う鯉幟。

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少年が拾ったのは海水に浸って滲んだ年賀状だった。

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被害を免れた市中を災害派遣車両が走る。

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陸前高田の北東11km、岩手県大船渡市。
家々の間に打ち上げられた漁船が並ぶ。


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ほんのしばらく前まで、ここは普通に街だったのだ。

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電柱をへし折る巨大な力がこの場所を襲った。

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あちこちの壁に残されたサインは、
三月に米軍の救援部隊が記して行ったものだ。

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横転した美容室。

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どこにも続かない鉄路。

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倒壊した家屋跡のいくつかには、
住人の無事と避難先を知らせる札が立っている。
ほっとする一方で、かれらがいつここに帰ってこられるのだろうと思う。

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一本の道路を境に明暗は分かれた。


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甚大な被害を受けた日本製紙石巻工場。
現在も操業再開に向けて努力が続けられている。
4月25日には復興への願いを込めて大きな鯉幟を掲げたと聞く。

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罹災した建物や車に貼られた「捜索済」の文字に頭を垂れる。

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石巻市立門脇小学校。
明治6年開校のこの海辺の学校は、
津波の後に火災発生という二重の打撃を受けた。
警報発令時にはいちはやく児童を避難させてほとんどが無事だったが、
それでもひとりの命が失われ、7人が行方不明のままだという。

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東松島のこどもの日のイベントで、
寄せ書きに記されたたくさんの「ありがとう」。
被災地の子供たちの、
物資の支援や応援メッセージに対する感謝の言葉。

掲載誌の発売を待っての公開のため、
ここに示したのは震災後8週間目、すでに4週間前の様子である。
4月初頭の訪問ではまだ復旧していなかった東北新幹線も、
このときは開通している。
たとえ少しづつではあっても復興は進んでいるし、
東松島のこども広場では、
無料で配布された児童書を手にする子供たちの笑顔がはじけていた。

まだまださまざまなもの、ことは足りていない。
そのことを私たちは忘れないようにしたいと思う。
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【2011/06/06 13:47】 | 未分類 | page top↑
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