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馬琴と京伝
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曲亭馬琴は24歳で山東京伝の門を叩き、戯作者としての一歩を踏み出した。
しかしこの六つ違いの当代随一の売れっ子師弟は、ほぼ20年後に絶縁。
馬琴は京伝の葬儀にも出席しなかったという。

二人の不和に関してはさまざまな原因が憶測され、
あるいは絶交自体も事実ではなかったとする研究者もいる。
が、いかにもありそうなことだと私は思い、何だか微笑ましくなった。

まだperfumeの気になる子ちゃんをやってた頃、
ゲストの品川拓が、
なぜ人は歳を取ると性格が丸くなるのかと疑問を投げかけていた。

そりゃ場数踏んでトラブル処理のスキルが上がってるだけの話ですよ。

ただし技術一般は自分で腕を上げようと思わなければ上がらない。
トラブルに対するスキルが高くなるのは、
それを回避したいがためである。
したがって他人と軋轢を起こす面倒を厭わない人は、
いつまで経ってもやんちゃなまま変わらない。

つまり甲羅を経てトラブルを減らせる人というのは学習能力があるわけだが、
単に面倒を避けるために行動パターンが穏便になったに過ぎない。
性格自体が丸くなったわけじゃないのだ。本当は。

そしてこの「面倒を嫌がる傾向」が柔軟さという形を取ることができるのは、
個人差はあれせいぜい30代どまりである。
40の声を聞くあたりから、今度はどんどん頑なになってゆく。
いわゆる守りに入ってしまうのだ。
今まで敷いてきたレールの上を、 できるだけ居心地よく走り続けたい。
だから自分を曲げなければならない状況を極力避けるようになる。
ストレスに対してひどく敏感になり、
ちょっとした不快感でも与えるものを排除しようとする。
簡単に言えば、まあ、ガマンが効かなくなるですよ。

そのような心の動きを踏まえた上で、
互いに一家を成してしまった馬琴と京伝が、
荘年に至って今更ケンカ別れしてしまう状況は容易に想像がつく。

おとなげないなあ、という感想を抱きがちだが、
子供の喧嘩はこんなにこじれたりしない。
覆水盆に返らず的とりかえしのつかない破局。
これはオトナにしかできないケンカなのである。

ちょっとみっともなくてもな。

本日をもって六月終了。
明日からは2009年も下半期ですよ。
ウワー。
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【2009/06/30 02:33】 | 未分類 | page top↑
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