草食は凶暴である
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ハンチョウが月曜8時TBSの松下電器枠であることに今さら気づき、
明るいナショナルの歌が流れないことを残念に思っています。
光る東芝とか、むかしの一社提供枠には素敵テーマソングがあったなあ。
現存するのでパッと浮かぶのはロート製薬ぐらいだ。
しかもスマスマ以外知らん。

*

昨日は終日取材。
街中歩いてて、提げてたカメラがヒイラギモクセイの生垣に引っかかりました。
葉っぱがぎざぎざのやつ。
そしたらザーッていうかバララッていうか、
何か細かいものが一斉に落ちたような音がしたわけです。

はてなと思って見たら、
生垣の葉いちめんにアカホシテントウをちっさくしたようなものが群れへばりついてて。
その数、少なめに見積もって無慮数千頭。
それらがカメラ引っ掛けた衝撃で、
ザーッと流れるように落ちよった効果音だったのでした。
音効さんが油紙にアズキ打って出す雨や波の音、ちょうどあんな感じですよ。
うおおおおお。

ご承知のようにたいがい昆虫好きのオトナなのですが、
世間一般のマジョリティ同様群体はパスです。
うようよ的なものは慎んで遠慮させて頂いております。
だから写真もUPしないんでご安心めされい。

とりあえずスタッフ一同腰を抜かしながらも、
こやつらは何者であるかという疑問だけは忘れませなんだ。
で、先程調べてみて正体が知れた次第。

ヘリグロテントウノミハムシ。
姿かたちこそテントウムシだけど、正体は植物の葉を食べるハムシだったのです。
なんという偽装工作。

ところでじゃあ本家のテントウさんは葉っぱ食べないのかっていうと、
そんなことはなくて。
背中に28個の星背負ったニジュウヤホシさんやオオニジュウヤホシは、
悪名高いジャガイモやナスの大害虫じゃないですか。

そもそもテントウムシの一族は、
アブラムシ専門のナナホシやナミさん以外にも、
カイガラムシ専門(アカホシ・ベダリア)とかウドンコ病菌専門(キイロ・シロホシ)、
ウリ科の植物専門(トホシ)など、
肉食から菌類食、植物食まで細かく専任担当者がいて面白い。
同じ科に分類される生きものでこんなに食性が幅広く異なるケースも珍しいと思う。
人間は別として。
布袋ギタリスト氏とかあんなにおっきいのに肉食べないよな。
ガチ草食男子だ。人ぶんなぐるけど。

ギタリスト氏の例を引くまでもなく、
別に性質としておとなしかないわな草食系。
サイなんかジープ襲うし、堺雅人もキレ芸やるし。

話を戻して問題のヘリグロテントウノミハムシ君。
あまり見覚えがないと思ったら、
関東では1980年代以降に被害が拡大してきた新勢力らしいです。
でも新たに渡航してきたってわけじゃなく、れっきとした在来種なんだとか。
昔からいるベテランが何かの拍子にブレイクしちゃったのか。
綾小路きみまろみたいなものか。

まあ、生きものはあまり急にブレイクしちゃうと、
食料不足やなんやかや起こして自滅的に淘汰されてしまうシステムになっております。
今後特にヘリグロたちが地球を支配するような事態に陥る心配は要らんでしょう。

ここで人類の栄枯盛衰になぞらえるような真似はしませんよ。
しないんだってば。

*

東京は梅雨入り。
外から雨音の聞こえる夜。
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【2009/06/11 02:17】 | 未分類 | page top↑
人は神様にはなれませぬ
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見返りを求めないのは愛じゃなくてボランティアじゃーい。
基本勘違いと自己満足じゃあ。
結果的にそれで誰かが幸せになればオーライだども、
ヘタすっと一方的な好意の押し付けに終わる可能性大だぞよ。

モノや金、カラダとは言わないまでも、
ココロの一片のリターンくらいは期待するのが双方向通信ってもんじゃい。
ザッツユビキタス。
最近あまり聞かないな。

ちくしょう多部未華子は好きなのにつばさの言動ってか性格がなんか納得行かん。
あと最初しかロケしてないにしても川越感無さすぎ。
たまに街並が映ると思えばジオラマだし。
素晴らしいロケーションなのにもったいない。
もっと頑張れNHK。

つってもこの時期はもうたいがい撮り終わってるだろうけどなあ。
来春のゲゲゲの女房に期待したいと思います。

上の写真はドクウツギの結実。
お味の方は植松黎さんの快著『毒草を食べてみた』に詳しい。
命が惜しい人は真似しちゃいけませんぜ。

ガッツだ俺。
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【2009/06/09 00:42】 | 未分類 | page top↑
ダーウィンの憂鬱
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昆虫学者ファーブルがダーウィンと懇意であり、
それでいて終生変わらぬ進化論の批判者であったという事実は、
ごく一部で有名なおはなしである。

21世紀の今日では生物進化は世界の真実とされており、
反対者はエデンの園の実在を信ずる頑迷固陋な宗教家か、
世を惑わすトンデモ科学者のいずれかであるかのように扱われている。

しかし私たちは「進化論がなぜ正しいか」を考えてみたことがあるだろうか。

『種の起源』の成立は1859年、わずかに150年前の話に過ぎない。
日本では吉田松陰が伝馬町で斬首された頃だ。
そう思うとけっこう昔だな。

いずれにせよ、それまであらゆる生きとし生けるものの出自は、
「最初からこうだった」のである。
このような考え方を種の不変性と呼ぶ。
ごく冷静に考えてみれば、
キリンの首はもともと長かったと思う方が、
何万年だか前には短かったんじゃないかと疑るよりも自然だ。

にも関わらず進化論が支持されるに至ったのは、
他の色々なことを説明するのに都合のよい学説だったからである。

わかりやすい例としては、たとえば始祖鳥の化石だ。
1860年に見つかったこの大むかしの生きものは、
羽やら羽毛やら鳥類のあらゆる特徴を備えていながら、
なおかつ鋭い歯やら前足のかぎ爪やら、むやみと爬虫類的でもあった。
言ってみればバケモノである。

このような何だか得体のしれない呪わしい生物の存在を、
進化論は爬虫類から鳥類への過渡期にあるものだと明快に答えてくれる。
なるほどなるほど。

われわれ一般人は進化というものを、
だいたいそんな感じで漠然と理解し納得している。

でも当然ながら実際に爬虫類が始祖鳥に変わり、
現生鳥類になっていった様を目撃した人はいない。
あるとすれば火の鳥ぐらいだな。

進化論の本質は推論なのだ。
相対性理論と同じで、
それが発見されたことによってさまざまな現象の説明が可能になった、
非常にすぐれて便利な原理なのですよ。

このいわば実証を伴わない思弁性ゆえに、初期の進化論は容易に排撃された。
んなもな机上の空論だと片付けるのは簡単だからさ。
ダーウィン以前、
用不用説として知られるラマルクの進化論は、
18世紀の大博物学者キュヴィエによって激しく否定されている。

ちょっと面白いのは、キュヴィエにせよファーブルにせよ、
進化論の批判者の何人かは徹底したフィールドワーカーだった点である。
「すべてのいきものは神様がおつくりになられた」的宗教上の信条ではなく、
逆に現実味に欠けるという理由で種は不変なりと主張したのだ。

彼らはおそらく現場主義者の陥りがちな罠に嵌ったのではなかろうか。
すなわち「自分の目で見たものしか信じない」。
一見間違ってないように思える姿勢だが、
実際には個人が確認できるサンプル数などたかが知れている。
事象を正しく把握するには、
不足分を補う想像力ともっとマクロな視点が必要なのだ。

新しい定説を発見する天才は、だから得てして空想家である。
ダーウィン然り、アインシュタイン、フロイト然り。
そして空想的であるがゆえに、何だかちょっとだけ心もとない。

実は先に述べた始祖鳥をめぐる問題にしても、
われえわれ素人が勝手に納得しようと、
学者たちの間では未だに論争の的になってて決着ついてないねん。
そもそも進化の具体的な過程にしてからが、
突然変異だの性選択だの諸説入り乱れたままで。
どれかが一時的に主流になっても土壇場でまたひっくり返されたりして、
もうタイヘンだったりするのだ。

算数の1たす1は2みたいな自明の理じゃない。
いつぞやのオツベルと象の話みたいなもんで、
今学校でこう習ったからって、
100年後にもそれが正しいかどうかは保証の限りじゃない。

その辺を踏まえた上で、
進化論を信じる理由を自分なりに探してみるのも一興だと思う、
今日のわたくしなのです。

「先生が人間の祖先がサルだって言ったから」じゃなくてさ。
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【2009/06/08 05:21】 | 未分類 | page top↑
求めよ、さらば何とかします
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ここんとこ街中をむやみに歩き回ったり、
小刀で消しゴム彫ったりして日々過ごしております。
誤解のないように言っとくと仕事だよ。

一般的なまんがかの作業内容となんか違う気もするが、
特殊性というのもフリーランスの売りのひとつではある。
だれかと同じことしか出来ない人が、
持続的に仕事を獲るのは結構たいへんだからな。
といって需要のないジャンルで孤高のカリスマになっちまっても、
それはそれでおまんまの食い上げなんだけど。

なんにせよ自分が必要とされているっていうのは大切なモチベーションです。
求められれば可能な限り応えるアルよ。
キャパ超えない範囲内で。

*

新聞に原稿が載れば稿料が発生します。
ではインタビュー記事の場合はどうなのか。
話者としてはそのためにわざわざ時間割いて話す内容考えたりするわけで、
原稿書いてんのと同じだと言えなくもない。
でも実際には取材してるのも文章書いてるのも記者だ。
てな訳で、原則としてギャランティや謝礼のたぐいは出ないんだそうです。

ただしこれ、新聞社としてはお金をけちってるわけではない。
つまり「取材対象に礼金を払う」というシステムを作ってしまうと、
あやしい情報を売りに来る連中が陸続と現れるわけですな。
むろんそれを是とする媒体もあろう。
しかしジャーナリズムの栄光ある孤立を標榜したい大新聞としては、
ニュースはあくまで自分たちの足と手で探すのが建前なのでした。

以上、人から聞いた話ですよ。
俺新聞社のいんたぶーなんて受けたことないもん。

*

ダ・ヴィンチ7月号発売中。メイン特集はりえぞう先生だす。
神山健治監督自身の書き下ろし『東のエデン』も連載中だよ。
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【2009/06/07 02:46】 | 未分類 | page top↑
たちまち覚めてしまえ
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レガシィのCMに出てるおっさんがロバート・デ・ニーロであることに気づかず、
かるくうちのめされた私が日高です。
いやまあ顔変わる人だけどさ。
似顔絵も描いたのになあ。

*

作業中、録り溜めてた『東のエデン』を流す。

羽海野チカ原案のファニーなキャラに眩惑されるが、
中味はまごうかたなき神山健治作品だ。
攻殻機動隊SAC同様、上質の近未来エンターテインメントである。
あれは基本設定が借り物だったけど今度は完全オリジナル。
やりたいことをのびのびやれている感があって楽しい。
#1からがっつり股間に消しだからな。
全裸男子大活躍は某事件の先取りであったよ。

ただ、本作品におけるニートの定義は実際のそれとはやや異なる気がする。
神山監督お得意の専門用語だと思った方がいいかもしれない。

惜しむらくは予定話数の#11じゃ完結しない(らしい)点で、
続きが今冬に劇場公開されるとかされないとか。
でもまあキリのいいところまではやってくれると信じたい。
フジの深夜枠はサムライチャンプルーの苦い思い出があるからな。

アニメも一期数百本のインフレ状態が終わり、
今期スタートは数十本程度に留まった。
その中で結局これとハガレンしか見てない私は、
今現在まんずアニメ者ではないです。

涼宮ハルヒはMXで見られるの気づいてなくて。
あと、一切の告知なしに前作の再放送からしれっと新作に入る演出は、
個人的にはちょっとあざとかったかな、と。
普通にばんばん宣伝かましても良かったんじゃなかろうか。

もっともこれは所詮一般人の思考回路。
あの世界のファンならこういう展開の方が好きかもしれない。

今週放送分から見てみるつもり。
しょこたんとこの桂子ママも絵描いてたし。

*

昨日からPC周りでばたばた。

今日になってデザイナーさんからpptファイルが送られて来て。
今のPCはOffice入ってるんで問題なく開けるはずなんだけど、
プロダクトキー要求されてビックリした。
ほぼまる2年間、一度もパワーポイント使ったことなかったのだ。
俺の仕事じゃほとんど用ないからなあ。

仕方ないんでPC関連のブツ放り込んであるカバン開けてCDロム探しましたよ。
昔使ってたホームページビルダーやらEUDORAやらのロムが出てきて懐かしかった。
もっと昔のソフト類は3.5インチフロッピーだ。
8インチとかの時代はコンピュータに縁がなかったです。
バリバリの文系少年やったけんね。

今のパソコン、フロッピー入れるとこないよな。
2DDで容量720キロバイトとかだからなあ。
あの頃はマシン自体RAM16メガバイトとかで動いてたし。
メモリはインフレ化の一途を辿るばかりなり。

Win95とかの頃はブラウザもIEは使わんじゃったのう。
最近のお子は知らんかもしれんが、
ネットスケープナビゲーターというのがあってなあ。
通称NN、ネスケ。
インターネットブラウザといえばこっちが主流でおじゃった。
また3.Xぐらいまでの頃のIEが出来が悪くてさ。
アンチも多くて「IEで見ると落ちます」とかいうサイトもあったもんじゃ。
あなおそろしや。

しかしその後どんどんIEが改善されると同時に、
なぜかネスケがどんどん使いづらくなり、
MacにもIEが標準装備されるに至って完全に立場が逆転。
現在に至っておるわけじゃ。

私自身はここ数年Lunascape~Sleipnirとタブブラウザ使ってます。
あとSafariの表示が好きで、時々動作確認も兼ねて立ち上げてるだ。
ウチの環境だとIE系より画像キレイに出るんだわ。

とまれ無事パワポのキーは入力できました。
これで日本も安心だ。

*

4月30日付で長野の卸売市場から着信があった話を書いた。

その後もう一度かかってきたのを再び取り損ね、
そして本日、三度目にしてついに話が通じたのである。

「はい」
「…オカダさん、ですか?」
「…ちがいます」
「…すみませんでした」

普通に間違い電話だったよ。
そうだろうなとは思ったけど。
三度も掛けてきたところを見ると間違えたまま登録かメモしたはるに違いない。
早く訂正してあげて下さいオカダさん。
それか電話の主の夢を壊さないように、
「はい、オカダです! パァ!」とか言えば良かったか。
そんな夢なんかたちまち覚めてしまえ。

*

半井小絵嬢は関東地方の梅雨入りは8日であると言う。
週間予報見るとそれまでもずっと曇りか雨なんですが。
本当は先週あたりから始まってんじゃないすか、梅雨。
内緒にしてるだけで。

そしてこういうときに限って、
外出の用事ばっかり続いてるのはなぜだ。うむむ。

とりあえずノブレス・オブリージュ。
まじめにはたらくまんがかたらんことを。
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【2009/06/04 00:03】 | 未分類 | page top↑
改宗者
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思想ないし習慣上の改宗者を見かけることは珍しくない。
そのたびに少し感心してしまうのは、
かれらが過去の自分をいとも簡単に否定してしまう点だ。

何かをきっかけに新しい自分に生まれ変わることは可能かもしれない。
でも、その臆面の無さは一生もんだと思うな。

昔の彼女や彼氏の悪口をバンバン言う人って、
新しい相手見つけたらやっぱり今カレを黒歴史に葬りそうな気するじゃんね。
ま、そうでもない人も知ってるけど。

いやはやもう六月ですよ。
なんてこった。
がんばります。
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【2009/06/03 02:35】 | 未分類 | page top↑
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