プロジェクトG4
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急に今さら仮面ライダーアギトをレンタルしてる日高です。

が、ここに来てなぜか一手先を借りてる人が現れてぜんぜん続きが見られん。
幽遊白書やラーゼフォンの時もそうだったけど、なんで今頃被るんじゃ。
真似すんなよ。タンゴまねすんな。

仕方ないので某M君お薦め、半田健人主演の555でも見たれと思ったら、
これまた1~3までレンタルちうでやんの。
世の中ライダーブームなのか。
仮面ライダースナック流行ってるのか。

迷った末についに手を出しました。
劇場版仮面ライダーアギトPROJECT G4ディレクターズカット版。
本篇全部消化してからの予定だったけど、まいっか。

いやいや面白かった。
不満は北条君の出番が少ない点ぐらいだ。
子供向けとあって89分という短めの時間の中に物語がタイトに展開しており、
まったく飽きさせない。
4人ライダー総登場大立ち回りのクライマックスには、
映画館に足を運んだちびっこたちも大満足だったに違いない。
ギルスの過変態も不気味でいい。
予知能力者のサヤカちゃんは原日出子そっくりだ。
小沢管理官萌え。小沢真珠怖え。

何かこう、ものすごい正しいエンターテインメントを鑑賞した気がしたよ。

*

それより前に『真・女立喰師列伝』『壁男』を借りて見ててさ。

女立喰師の方はアレです。
例の押井守の立喰師史観を5人の監督が映像化した、
20分程の短編6本(押井作品が2本)によるオムニバス実写映画作品。
ぶっちゃけ押井守と神山健治だけで良かったかなってのが正直な感想。
あと神谷誠監督『クレープのマミ』はあってもいいけど、
ただ、この内容だと押井守じゃない人がメガホン取ってる意味がちょっと希薄かも。

見どころはOPと冒頭の押井監督『鼈甲飴の有理』。
還暦とは思えないひし美ゆり子の背中の美しさよ。
末弥純デザインの刺青ってのも素敵だ。

*

壁男は諸星大二郎の漫画を堺雅人・小野真弓の主演で映像化した劇場公開作品。
内容に関しては気が向いたらAmazonのレビューでもご覧下さい。
いや、私が書いたわけじゃないけどさ。
http://www.amazon.co.jp/dp/B00116D6QM/
☆の数こそ差はあれど、
皆さん「堺雅人の演技が良い。お話はよくわからない」ということを仰っており、
まったくその通りの作品で私が付け加える点はないです。
ラストへの持って行き方とか嫌いじゃないのですが、
せめて30分ぐらいにまとめてくれれば良かったのに、と思う。

よくわからないのは「北海道発」というコンセプトで。
札幌に住んでる監督さん(出身は名古屋らしい)が、
スタッフ・主演以外のキャストなど北海道にゆかりのある人物で固めたそうなんだけど、
じゃあどうして肝心の主演は宮崎県出身やねん。
なんで『壁男』ってチョイスやねん。

作品製作には色々オトナの事情が絡むものだから、
原作と主演は動かせなかったのかもしれない。
それにしても中途半端すぎる。
この微妙な雰囲気は作品全体を陰鬱に覆っており、
結果、娯楽に徹することも高踏的芸術作品になることもなく、
宙ぶらりんの状態で投げ出されてしまっている気がする。

*

このような宙ぶらりんな作品に接すると、
「学生の卒業製作的な何か」であるなあと思う。

私もモノ作る人の端くれなので、
表現者が未完成の技術を抱えて足掻いた結果としての卒製は否定しないし、
作り手の顔が見えてむしろ好きです。

けれどそこに身の丈に合わない感じの要素が介在してると、
どうしても視点は厳しくなります。
そこらの学生映研の作品に堺雅人主演してくれんでしょ。
押井守プロデュースで劇場公開になったりせんでしょ。

そのような状況をセッティングしてもらえてる時点で、
映研や専門学校生と同列に論じられる立場じゃないんです。
麻雀で言やあもう配牌にドラの三元牌トイツで仕込んでもらったようなもんですよ。

ならばそこからちゃんと最高形目指して下さい。
ノーテン流局ならまだしも、
途中で腰が引けてドラ合わせ打ち、結果喰いタンみたいな、
そんなん見せられる側も辛いし情けないです。

*

そういう意味で「お子さま向け」という千点30円程度の縛りの中、
主役級は芸歴数年程度のぺーぺーという手牌から、
きっちりハネ満手を仕上げてギャラリーを沸かせてくれたアギト劇場版は偉い。
倍満や役満じゃないかもしれんけど、場況的にもう最高形だと思うよ。

あ、藤岡弘、はドラじゃないです。下手すると他家の当たり牌。

なんで麻雀の話になってんだ。
仕事します。押忍。
【2009/03/04 23:27】 | 未分類 | page top↑
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