
TVが頻りにケニー爺さんケニー爺さんと連呼するので画面を見たら、
ケニーGさんだった。
NHK『ダーウィンが来た』のテーマ曲演奏者が変わったという話。
TVはそれなりに点けているがずいぶんアニメを観なくなってしまった。
今期の新番組もいくつかチェックしてみてはいるが、
頑張って続けて観ようという意欲がいまひとつ沸かない。
生活不規則なもんで、頑張らないと続けて観られへんのんじゃ。
とほほ。
ここ数年、アニメは空前の新作ラッシュである。
つっても世の中の八割がたの視聴者にはそんな実感はあるまい。
春と秋が巡って来るたびに、
3桁に及ぶ新作アニメが始まっていると言うと、
シンジラレナイと首を振るお子も出てきそうだ。
是非もない。
うち地上波のゴールデンタイムに放映されているものは、
10本に満たないのだから。
最近のアニメ事情というのは、つまりはそういうことなのである。
とりあえずソフトの数を増やして関連商品やDVDを売っているのだ。
発表の場はUHFやケーブルTVメインで十分。
って言うより現状地上波はそこまでアニメに優しくない。
テレ東を除けば、新作用の枠はせいぜい土日の朝か平日深夜だ。
視聴率取れないんで仕方がない。
要は人気があるからタマ数が増えてるのと違うねん。
タマ数増やさんと商売になれへんねん。
なんぼ本数あっても支持層の大部分はマニアやオタクの皆さんだ。
国民的には所詮マイノリティの域を出ない。
とはいえ彼らは好きなものに金を惜しまないので、
マーケットとしては馬鹿にならない。
となれば作る側としてもその辺がメインターゲットになる。
ロックオンされた方もやぶさかではない。
あからさまに婦女子な皆さん狙ってる番組なんかも現れて、
そんで狙われた側も注文通りにちゃんと同人本作っちゃったりして。
需要と供給の利害が一致しているわけで、
システムとしては一応成立しているともいえる。
それでも私なんぞは思うのだ。
マニアな作り手とマニアな送り手の関係は、
行き着くところ畸形の蜜月に過ぎなかろうと。
お前が言うなと突っ込まれそうではあるけど。
でもおらあ基本的にマニアじゃない人にも楽しめるようにと思ってんだよ。
もちろんマニアの人はマニアなりに楽しんでくれればいい。
っていうか作り手の意図と関係なく面白がれるのがマニアの本分だあね。
結果的にマジョリティの支持を勝ち得るに至ってないのは、
単に私自身の力不足というものである。
だってそりゃなるべくたくさんの人に楽しんで欲しいじゃんね。
普段漫画読まないようなおっちゃんに、
「ほー、面白いやんけ」って言ってもらえたら嬉しいがな。
けれど最近のアニメ観てると、
オタク向けの商品しか作ろうとしていないし作れていない気がする。
すごく閉じた世界の中で完結している印象が拭えない。
アニオタにしか通じないようなお約束の演出を、
夕方の放送枠でしれっとやらかしてしまったり。
あれもうやってる側に自覚ないと思うんだ。
自分たちがそういうアニメの文法に慣れ親しんで育ってしまったから。
テンプレートがどんどん畸形化していっているのに、
送り手も受け手も同じ結界の中に囚われているから気づかない。
デッドコピーがデッドコピーを再生産してゆく構図は進化とは呼べまい。
ドラえもんとかサザエさんくらいしか知らない人が、
今の新作アニメの多くに接するとものすごい違和感がある。
あるんだよ。
声優の演技ひとつを取ってみても。
俺5年くらい前に久しぶりにアニメ観るようになったとき、
ちょっと引いたもん。
その違和感っていうのが、
最近の制作サイドにはもう見えなくなって来ているように思える。
視野狭窄だ。
作り手の自覚がないままメディアに放り出される自己満足の産物は、
自分の失敗を見せつけられるようで痛ましいし辛い。
ただまあ現状は良かれ悪しかれ長続きはすまい。
色んな意味でもう飽和状態やけん。
おそらく何年かのうちにまた状況は変わってゆくはず、と思う。
仕事してみたり仕事を忘れてみたり、
朝5時起きで取材に行ってみたり上京した友人たちと遊んでみたりの連休。
月曜からきっちり平常営業っす。押忍。