電気じかけの夢を見て来ました
園山隆輔ロボットデザイン展『カンケイのロボット』訪問。
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最初に言っておくと明日12月4日が最終日です。公式サイトはこちら↓
http://www.t-d-f.jp/kankeinorobot.html

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ソノヤマさんは私の知っている「なんだかすごい人」のひとりだ。
その膨大な足跡の片鱗が氷山の一角的に可視化されていると聞けば行くしかない。

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テレイグジスタンスロボット端末TELESAR2のモックアップ。
テレイグジスタンスってなんぞや! と興味を持たれた方はぜひ実物をご覧になりデザイナー氏のお話を伺って頂きたい。

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技術的な部分は仔細に聞くと本当にすごいのだが、ソノヤマさんの造型はそのような敷居の高さを感じさせることはない。
人にやさしく目に楽しい。

おまもりロボットCRINOAは「子供の見守りサポート」をテーマにしたモバイルロボット。
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丸い温顔は子供の守り神であるお地蔵様そのものだ。
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かつて新人時代の大江麻理子アナの挑戦をも退けた不敗伝説の持ち主、エアホッケーロボの縮小モデル。
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いや別に大江アナがエアホッケーの手練れだというわけでもないのですが。

ソノヤマカラーが目を引くヒューマノイドロボット、HRP-4。
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説明に曰く「量産型ヤラレメカ」。立ち姿もどことなく引き気味です。
「ええっ、私が!?」とか言ってそう。

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でも面立ちはあくまで端正。

オタマを持ったはる「日常生活で使えるロボットアーム」NEKONOTE。
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愛猫神那さんの手をモデルにしたわけではない、と思う。
キッチンウェアをイメージしたというカラーリングは明るいリビングにも似合いそう。

ソノヤマさんの「代表作」のひとつ、双腕作業支援ロボットNEXTAGE。
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彼の語る"裏関係性テーマ"
「このロボットを導入したエンジニアが、家で息子に
『父ちゃんの工場にカッコいいロボットが来たから今度社会科見学に来い』と自慢できるようなスタイル」
というストーリーがあまりに素敵だと思った。

かいがいしく作業にいそしむNEXTAGEさん。
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醸し出す「健気さ」が一緒に働く皆さんにも人気だと聞き、納得する。
頭のかたちの話とか興味深いポイントをたくさん伺ったけど、聞き書きをここに要約することは致しません。
ぜひご本人の口から直接。

「よしよし よくできたね!」
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お父さんにほめてもらってとくいげだ。

もちろんここに紹介した以外にも見どころはたくさんあります。
さりげなくテーブルに置かれた10年にわたる日本ロボット学会誌の表紙イラスト集も見応え読み応え十分。
すっかり長居してしまいましたよ。

偉大な先達はもれなく口にする。
「面白い漫画を描きたいなら本を読み映画を見音楽を聴きなさい」
自分がふだん取り組んでいるジャンルとは違うフィールドに目を向け刺激を受けることで、クリエーターたちはものを造ってきたのだ。
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絵でも小説でも漫画でも音楽でもなんでもいい。
あなたがものをつくる人であれば、ソノヤマさんの足跡から必ず何ものかを持ち帰ることができると思う。

12月4日18時まで、日本橋本町カワダロボティクスロボットパーラーにて。
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壮絶な顔の広さをものがたる花輪とスケッチブックは必見ですぜ。
【2015/12/03 22:14】 | others | page top↑
急坂を転がり落ちるように
晩秋の時間は次第に加速度を増して駆け抜けてゆく。
こちらの思惑や算段はまるで無視するかたちで。
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最近の日々を慌ただしく回覧してみる。

2年にいちどの東京モーターショーは10月末にビッグサイトで開催された。
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取材で赴いたイベントである。
ここでは特に気になったモデルを紹介しているわけではなく、なんとなくよく撮れた気がする写真を羅列しているだけ。
誤解なきよう。

「近未来なデザインって、30年前から近未来のままだよなあ」とは現地で交わした会話である。
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永久に現実にならないから未来なのかもしれない。

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ベンツの全自動コンセプトカー。どうせならこのくらい何だかわからなくしてくれた方がより現実感がなくてよろしい。

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ウェザリングを施されたランドクルーザーの展示。
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「仕事をしている人間の汚れた手が好きだ」とは本田宗一郎の言葉である。
これはトヨタ車ですけどね。

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ビッグサイトから振り返った景色。
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この手の不動産広告の完成予想図みたいな写真が大好きなんです。

新橋のアンテナショップで頂ける高松の鯛めし。
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ご飯に鯛の刺身をのせ、卵黄と醤油をかけて食べる郷土料理だそうな。とても美味。

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羽田に向かうモノレールの車窓から見る朝日。
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初冠雪の後、暖かい日が続いたため富士山頂の雪はすっかり融けている。
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雲に映る機影に光の輪を生じるブロッケン現象。
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ちょっとレタッチで彩度を上げております。

宮崎空港屋上の展望台。
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ピンク色の看板は2ヶ月ほど前に掲げられたらしい。
ネットで話題らしいですよ、私はよく知りませんがと警備の方が教えてくれた。

この宮崎-伊丹便はE-170型機だった。
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78人乗り、両側に2列しか座席がない特急列車みたいな機体である。
アナウンスのたびに「狭い機内ですがどうぞごゆっくり」「狭い機内ですがお寛ぎください」と申し訳なさげに連発するのがおかしかった。
モニタがないため実際に救命胴衣を着てみせるCAをひさしぶりに見る。

離陸。
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伊丹空港を使うのは何十年ぶりだろう。
登記上の所在地は兵庫県伊丹市ではなく大阪府豊中市であることを初めて知った。
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空港から出るモノレールの前面に25周年とある。従って前に伊丹に来たときにはまだなかった。
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やけに立派な車体でなんだかモノレール感が希薄である。大江戸線よりも大きいぞ。

蛍池で乗り換えて阪急十三を経由、神戸に向かう。
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タッチの差で駅構内のそば屋のラストオーダーに間に合わなかった。
スタミナうどんはまた今度だな。

阪急三宮で下車。
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近くの東急ハンズは、大学生の頃に帰神した際に
「面白い店が出来てんで」と言われて連れてゆかれた思い出がある。
もちろん既に渋谷と池袋のハンズはよく知っていたが黙ってついて行きました。

ところ変わって米原駅前の朝。
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煌々とあかりが灯っているのは新幹線ホーム。
駅前の東横イン5階から見た眺めである。

西口を出てしばらく歩いた風景。空が広い。
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水門の向こうは琵琶湖だ。
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浜辺に憩っていた水鳥たちは時ならぬ訪問者の影におどろき、みんな沖に逃げてしまった。悪いことをした。

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取材前の急ぎ足の散策である。こういうことするから余計に疲れるんだよ。

いつの間にか2015年も残り40日くらい。
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ここからまたどんどん加速度は増してゆくんだけどね。
【2015/11/20 14:37】 | others | page top↑
実家に帰らせてもらいます
ちょっと久方ぶりに郷里の方に飛んだ。
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胸を張って郷里と言えるかどうかはちと怪しい。
両親の生まれ故郷だし私自身の生まれた場所であることはまちがいないが、実際に住んでいたのは2年に満たない。
だから「宮崎のご出身なんですね」と言われると、ええまあ出生地といいますか程度のすこぶる曖昧な返事になる。
生まれただけだからね! と言い切るには親類縁者はおおむね宮崎住まいなので、従ってその後もずっと何年かに一度は里帰りしている。
完全に見知らぬ土地というわけでもない。
友達以上彼女未満みたいな間柄とでもいおうか。伝わらねえな。
まあそのなんだ。客観的には「いま現在両親が住んでいる街」である。そういうこと。

東京からは空路で一時間半程度だ。
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右方の窓際の席が取れたので富士山など空撮してみる。
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上空からの眺めというのは思いのほか場所が特定しづらいものだが、この山だけは一目瞭然だ。
さすがの威容であることだよ。

宮崎着。
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初めて訪れる人はだいたい国道にヤシの木が生えとると驚くが、県下ではヤシとは呼ばず「フェニックス」として周知されている。
しかしフェニックスというのは何を隠そうカナリーヤシの属名なので別にヤシの木で間違ってないぞ。

大淀川から見る夕陽。
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メインストリート橘通り。
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まったく本当にメインのストリートなので主要な施設類はほぼこの周辺に位置している。
移動の要でもあり、この通りさえ押さえておけばたいがい何とかなるぞ。

メインをすこし逸れたあたりに広がる懐かしい佇まい。
この辺の眺めはおそらく私が生まれた頃から変わっていない。
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画面右下の立看板には「建物が道路側に20度傾いてて危険だから近づくな」との旨が記されている。
並びで普通に営業している店舗は大丈夫なのか。

アートセンターで開催中の生頼範義展を覗く。
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力みなぎる分厚い筆致に圧倒されまくる。来年にはIIIも予定されているとのことなのでまた訪れたい。

でいご(アメリカンデイゴ)の花。
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実は東京あたりでも普通に植わっているが、鮮烈な赤色はやはり南国のイメージが強い。

ここが亜熱帯でなく温帯だというのがどうにも信じられない。
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日南海岸は波が高かった。
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人工の漂着物が一切見られない波打ち際を久しぶりに歩いたよ。

カルミアの花に拠るカラスアゲハという東京でも見られる風景なのに、なぜか漂う熱帯蝶の雰囲気。
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海岸へ続くながい階段を下りてゆく。
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海辺にゆけるという嬉しさの余り、帰りが炎天下の登攀になることを失念している。
水分補給等じゅうぶんに気を付けたい。

霞む水平線。
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地球は丸いな。

県花ハマユウに吸蜜に訪れたモンキアゲハ。
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南方系の蝶であり東京で見たことはない。
言うほど黄色い紋ではないと思うが、次第にイエローが濃くなり標本になると紋黄な感じになるという。
なお、もうちょっと南の方に行くと今度はシロオビアゲハというのがいてなかなか紛らわしい。

かつては新婚旅行のメッカとして知られた青島へは徒歩で渡れる。
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当時は1ドル360円とかで海外とか夢のまた夢でしたからね。

名高い波食棚、通称「鬼の洗濯板」。
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洗濯というのは鬼のいない間にするものだと思っていると少々理不尽な気もする地形である。

このような奇観はすべて波のしわざだよ。
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海水浴場をミニチュア効果で撮ってみる。
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私もちっちゃい頃に連れてきてもらったよ。
あまり覚えてないけど、たぶん。

青島の土産物屋ではさまざまな貝殻が売っている。
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笛付きのホラガイや大きなスイジガイなんかも並んでいた。
昔ながらの海辺のおみやげである。


夕刻、宮崎を後にする。
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茜雲の中を一路東京へ。
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学生の頃みたくひと月くらい何もかも忘れて毎日海岸でごろごろ転がって過ごしたくなる。
そう思うとこれでもなかなか齷齪しているのだな。

夜間飛行では着陸前に機内は消灯される。
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ただいま東京。
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宮崎よりずっと蒸し暑い東京。
また折をみてどこか遠くに行きたいね。
【2015/08/11 02:35】 | others | page top↑
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